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JRMNの動き

2016年度(2016年1月〜2016年12月)

2016年1月〜12月の活動概要

  ☆11月25〜27 日

    大分市において開催された日本リスク研究学会第29回年次大会にJRMNより3 名参加した。
    27日に行われた企画セッション「リスクマネジメントの実務」(コーデイネータ:前田恭伸静岡大学教授、日本リスク研究学会会長)で、JRMNより 古沢会員が「企業におけるリスクマネジメント活動事例(その2)」と題して第26回大会での発表のその後の経過を報告した。
    また前夜祭(25日)のタスクグループ(TG)・ワークショップに2名が参加した。第1期タスクグループは3年(2014年11月〜2016年11月)で一区切りを付け、第2期に引き継がれることになった。従来のタスクグループ(TG)以外に新しいタスクグループTGも提案された。 リスク教育TGには引き続きJRMNから宮崎、久保田が参加することとした。新しい「食の安全・安心に関わるリスクコミュニケーション研究TG」 にJRMNからの参加を検討することとした。

  ☆10月22日

    8月恒例の施設見学を臨時セミナー開催との関連で10月に移動して開催した。オート・ファジー現象を解明した 大隅教授のノーベル賞受賞で、あらためて生命の不思議にスポットがあたったいいタイミングで高槻のJT生命誌研究館を見学した。
〈この施設見学会の記録については、本ホームページの「コラム欄」の〈エッセー〉に「JT生命誌研究館見学記」として掲載しています。 参照してください。〉

  ☆9月15日

    おおさかATCグリーンエコプラザビジネス交流会 水・土壌汚染研究部会の協力を得 て4回目のJRMNリスクセミナーを開催した。

      時間:13時30分〜16時30分
      会場:おおさかATCグリーンエコプラザ内ビオトープ・プラザ内
           セミナールーム(ATCビル ITM棟 11F)
      講演:
       1.改訂ISO9001対応のための“バランス・スコアカード”
            (BSC)活用による企業革新 
        講師―村林 実 〈JRMN会員〉

       2. 土壌汚染対策の新たな動き 〜土地再生推進協議会が提供
             する土地認証のしくみ〜
        講師―広瀬 彰一 (潟Cー・アール・エス、一般社団法人土地再生
              推進協会会員)

  ☆8月25日 

    9月開催のおおさかATCグリーンエコプラザビジネス交流会でのリスクセミナーに協力参加してもらう株式会社 イー・アール・エス(東京)(久保田理事の仕事上のパートナー)の会員への紹介を兼ねて企画した。 リスクマネジメントに関する最近の話題として「低頻度大規模災害への備え…バランスのとれた事前・事後対策とは」と題した講演を行った。

        講師―中村 直器(なかむらなおき)氏(株式会社イー・アール・エス 代表取締役副社長)
        内容:平成28年熊本地震の発生は、日本列島のどこにでも大地震が起こりうることを改めて 認識させられた。当該地震では多くの人的被害や物的損害が発生し、現在も住民生活や企業活動に多大な影響を及ぼしている。 このような低頻度の自然災害に備えるには、私たち個人や企業は耐震補強などのハード的な事前対策だけでなく、BCPの見直しや、リスクファイ ナンス、災害対応マニュアルの整備といったソフト面での事後対策まで合理的に行うことが求められる。 今回起きた熊本地震の特徴や被害状況、災害拠点施設における地震対策の問題、地震発生直後に建物の安全情報を迅速に提供するしくみなど、 最近の話題を提供してもらった。

  ☆7月 隔週土曜日

    公益社団法人大阪技術振興協会(OTPEA)環境セミナーに講師を派遣した。    2015年度の知の市場「環境基礎論」を受講された大阪技術振興協会(OTPEA)の岸田理事長の発案になるもので、6回の講義を JRMN会員とOTPEA会員(ただしそのうち2名はJRMN会員)と半々で担当した。

      【内容】
      7月 2日 「環境問題の歴史」 宇都(OTPEAおよびJRMN会員)
                   「地球温暖化」   石橋(JRMN会員)
      7月16日 「水・大気汚染問題」奥村(OTPEAおよびJRMN会員)
                   「土壌汚染問題」 久保田(JRMN会員)
      7月30日 「廃棄物問題」 OTPEA会員
                   「社会的責任と持続可能な社会」 古沢(JRMN会員)

  ☆6月16日 会員交流集会 

    村林会員によりバランススコアカード(BSC)手法の具体的適用事例が紹介された。この手法は、ISO9001: 2015改訂での主要変更点の一つ“6.1 リスク及び機会への取組”の追加に有効に対応できるもので、リスクマネジメントに関心を寄せる ものとして理解しておきたい内容であった。

  ☆4月18日 会員交流集会 

    グローバリズムの進展に伴い異文化のせめぎ合いが激しくなってきている。 スタデイグループ活動として宇野副代表が提案されていた「異文化理解のリスク」について、文化の背景に横たわる宗教に注目し、 「グローバル社会を取り巻くリスク」として資本主義社会形成の推進力になった宗教的倫理(プロテスタンテイズム)に焦点を当てて 1.貧困・格差  2.労働争議  3.金融危機  4.ISO などの実例をもとに調べられたリスクを発表していただいた。 無宗教、無関心の多い日本人にとって興味あるテーマで、「異文化理解のリスク」の多様な側面の理解の一助となった。

  ☆1月29日

    兵庫県下のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定高校在校生対象の第8回「サイエンスフェアin兵庫」に 「リスクについて考えよう」をテーマとして参加した。

      展示時間:13:50〜15:20

      会場:神戸国際展示場 第2号館

      内容:パネル展示2枚のうち1枚はリスクの説明、もう1枚は3つの
         リスク事例(交通事故、原子力発電、がん)を挙げて、そのリスク
         ランキングを行ってもらった。
         1枚目の展示に関連して来場者の想うリスクについて提示しても
         らい、リスクマップ上にポストイットで貼り付けてもらった。

   70名弱の来場者があり、5名の説明員(神牧、宇都、久保田、奥村、宮崎)で対応した。



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